国土交通大臣認定耐力壁耐震装置 X-WALL
X-WALLは、地震のパワーにバネの粘りで復元。
我が国のような地震国でもっとも重要なのは「地震対策」、すなわち建物の耐震性能の向上です。
耐震性能として建物に求められる要件は、剛力としての強さ、変形に対する粘り強さ(靭性)、そして建物に入ってくる地震時の振動エネルギーを吸収する能力を高めることです。
これらの3つの能力を長期にわたって安定的に保持することが耐震上きわめて重要となります。
X-WALLはこれらの能力を建物に積極的に付与する耐震装置として効果を発揮します。
耐震の強さ
X-WALLはガッチリとした強さと固さを合わせ持ち、変形を抑える構造です。
国土交通大臣認定・壁倍率2.8倍という高い耐震性があります。
復元力(粘り)の強さ
復元力とは変形しても損傷せず、元に戻ろうとする効果の事です。
X-WALLが建物全体に復元能力を付加し大地震時でも元に戻り、耐力の低下を抑えて残留変形を軽減します。
制震の強さ
制震とは揺れを抑える効果のことです。
揺れにブレーキを掛け、変形を抑えます。
復元力間柱
通常よりも約3倍太い間柱を使用することで、間柱がバネのようにしなり、粘り強さを発揮。
建物全体の耐震性を高めます。
振動を受けた時の比較
- <構造用合板の場合>
-
合板のクギが損傷し、元々持っていた耐力を失います。
残留変形が残ることがあります。
- <タスキ筋交いの場合>
-
筋交いが折れたり、固定部のビスが抜けたりします。
残留変形が残ることがあります。
- <X-WALLの場合>
-
振動時も、復元力間柱がしなやかに粘り強さを発揮。
残留変形が抑制できます。
想定外の地震を考えた場合、「固さ」だけでは受ける衝撃が大きくなり、壊れる可能性が高くなります。
X-WALLなら、復元力間柱がしなりにより「粘り強さ」を発揮、衝撃をしなやかに受け止めます。